自覚することは呪いだ春に降る氷の色したことりのように
終バスにわたしをおいていかないでカクテルパーティ塞いでは蒼
左心室で春が死んでるだってどうしようもないよ月が綺麗ね
神田川にあいがあふれて死んだ日に夜雨がふるわ ねえ泣かないで
飽和した街の灯りをはなかずらにみたててせーの、の合図で飛ぼう
明滅する右折ウィンカ、信号機、充電残量、巡礼のうた
雨のよる神田川からうまれおちる「かなしいこと」に蓋ができない
オフィーリア、濁った水は甘いでしょう? 朝まで指をつないでいてよ
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雨の夜の神田川のどぶ臭さがすごかった話
写真は雨上がりの椿
タイトルは作家アリスのもじりです すき
「のぞみ」からみしらぬ街をみきりとるまあるい窓のほとりの麦酒
東京へ続く黒鍵不器用なタップを踏んで さよならのぞみ
耳鳴りを伝染されてゆく名古屋からオズの国まで夜をとばして
15ばんホームやわらかくベル鳴らす宇宙旅行からかえらないで
熱気球はこだまとひかりの隙間でぱん、とはじけてみどりのことりになれる
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東京で新居を探してきました。写真は都会飯
窓際で攪拌されて目を覚ますがらがらどんは夜のいきもの
Q:2進数で雨の匂いを示しなさい
A:1111 俯けばゼロ
たいふうのめから逃れてかくれんぼ さみしい?泣きたい?みつけてほしい?
はるまきのはるはなんのはるだろうって、彼女はささやいて銀のフォークをくるりとまわす。はるは、春だよ。春を巻いているんだよ、たけのことか。「はるさめの、はるじゃなくて?」ああ、そうかもしれない。「はるさめのはるは、なんのはる?」それは、あなた、春の雨じゃないの。「そらから降ってくるの」そらから降ってくるの。「ふうん」ことばは頷いているのにことばじゃないところでは首を傾げている。ちぐはぐね。「中国にいきたいな」どうして?「はるまき、たくさんあるんでしょう」そうかもしれないねえ。そうして彼女は微笑んだ。微笑んで、はるをかじった。そとではあめが降っている。この部屋は、なかからそとをさくさくと巻きこんで、ひとつのはるになっている。中国にいくのは、はれた日の方がいいよ。「じゃあ、天国にいこう」それも、きっと、はれた日の方がいいよ。
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ほったらかしにしていたつなビィをほりおこしました。3年振りです。過去は消し去りました
毎日は無理だということを悟ったのでたまにまたいろいろ書けるといいな